米女子下部のシメトラツアーを主戦場としている有村智恵が、自身の公式ホームページを通じて国内ツアー復帰の意向を示した。

　熊本市出身の有村は、「熊本で地震に遭った後、自分の中で色々と考えた結果、アメリカを離れ日本へ戻るという決断に至りました」とシメトラツアーからの撤退を決めた経緯に触れつつ、「日本へ戻っても、シード権を持っていないため限られた試合数しか出場できませんが、その厳しい状況の中でも自分にやれることをしっかりやっていきます」と国内での戦いを見据えてコメント。

「アメリカでの生活が大好きでしたし、心残りがないとは言えない状況ですが、今は自分がやりたいこととやるべきことが一致しているのでそこに集中していけたらと思います」と今後への思いをつづり、6月のサントリーレディスオープンゴルフトーナメント（6月9?12日／兵庫県、六甲国際ゴルフ倶楽部）に主催者推薦で出場することを明かしている。

　昨季は主戦場のシメトラツアーで昇格ラインの賞金ランキング10位に届かず、ファイナルQTも43位タイでレギュラーツアー出場は限られた試合のみとなっていた有村。今季はここまでレギュラーツアー不出場で、3試合出場のシメトラツアーでは9位タイが最高。国内ツアーでは開幕戦のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントで52位タイとなっている。