前週予選落ちを喫しリベンジを誓うタイガー・ウッズ（米）だが、今週もまだエンジンはかかっていないようだ。

　現地時間7日に行なわれた米男子ツアーのザ・プレーヤーズ選手権（フロリダ州ポンテベドラビーチ、TPCソーグラス）第2ラウンド。初日37位タイと出遅れていたタイガーは、安定感を欠いた内容でバーディを5つ奪いながら、ボギー2つ、ダブルボギー1つを叩く出入りの激しい内容で1アンダー71止まり。通算3アンダー46位タイで予選ラウンドの2日間を終了した。

「昨日ほどショットは良くなかったけれど、パットの調子は上がって来た。でも毎回バーディチャンスが5?6メートルの距離があり、惜しいところでパットを決めることが出来なかった。あと2?3メートル近く寄せていられれば、もっとスコアを伸ばすせたのに…」と、悔しそうに2日目のラウンドを振り返ったタイガー。本人の言葉通り、初日、2日目ともパーオン率は78パーセントと悪くないのだが、31パットは上位争いをするには多過ぎる数字。この日2位タイに浮上した今田が18ホールを23パットで凌いだのに比べると、その差は明らかだ。

「トップとはスコアが離れ過ぎている」と復帰初Vは諦めた口ぶりのタイガーだが、話が前週最終日に『62』と爆発し大逆転Vを飾ったローリー・マッキルロイ（北アイルランド）に及ぶと「週末、僕もあやかりたいね」とニヤリ。ムービングデーの3日目次第で劇的なドラマが展開される可能性もある。