米女子ツアーのヨコハマタイヤLPGAクラシックが現地時間8日、アラバマ州のRTJゴルフトレイル・キャピトル・ヒル・セネターCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。首位から出たアリヤ・ジュタヌガーン（タイ）が通算14アンダーでツアー初優勝を飾り、タイ勢で初めての米ツアー制覇を達成した。

　後続と3打差をつけてのスタートしたジュタヌガーンは、前半を2バーディ2ボギーのイーブンパーで折り返えすと、迎えた後半、12番でボギーを叩くも、次の13番でスコアを1つ取り戻す。15番でバーディを奪うも、17番でスコアを落とし、イーブンパー72でフィニッシュ。この日スコアを伸ばせなかったものの、3日目「63」のビッグスコアで奪ったリードでトップを守り抜いた。

　通算5アンダーで回った野村敏京は4バーディ、2ボギーの1ダブルボギーと出入りの激しい展開となったが、日本勢ではトップで大会を終えた。また、24位タイから出た上原彩子は、前半を全てパーセブとしてイーブンパーでハーフターン。後半も安定したプレーは続き、ノーバーディ、1ボギーでホールアウトし、通算3アンダーで33位タイとなった。上原は今季これまで予選通過した試合が1つのみで不調が続いていたが、「ショットの調子がよくなってきた」と復調してきた様子で、今後のプレーに期待したいところだ。

　その他日本勢では、宮里藍が1バーディ、ノーボギーの1アンダー71で通算1アンダー45位タイとなった。5バーディ、2ボギー、2ダブルボギーと出入りの激しいゴルフを展開した横峯さくらは2オーバー74で回り、通算2オーバーの60位タイ。その1打差で大会を終えた藤本麻子は68位タイとなっている。

　12年の覇者ステイシー・ルイス（米）は逆転を狙ったが、通算13アンダーと1打足らず惜しくも優勝を逃した。同じく2位タイにはモーガン・プレッセル（米）、エイミー・ヤン（韓）。2タイから出たイ・ミンジ（豪）イーブンパー72とスコアを伸ばせず、朴ヒーヨン（韓）らと並んで通算11アンダー6位で大会を終えた。