海外男子
遼、無念の予選落ち! タイガーもまさか
2009年7月18日(土)午前11:30
- この記事のキーワード
石川遼が無念の予選落ちを喫し、付き合うように世界ランクNo.1のタイガー・ウッズ(米)までもが決勝ラウンドに進めなかった。
スコットランドのターンベリー(エイルサ・チャンピオンシップC)を舞台に行なわれているメジャー今季第3戦、第138回 全英オープンは、現地時間17日に第2ラウンドの競技を終了。初日同組で回ったタイガーより良いスコアの2アンダー68をマークし21位タイにつけた石川は、前日に比べ風が強まる中、後半に大きくスコアを落とした。8オーバー78の通算6オーバーでカットラインに2打届かず、予選落ちを喫した。
「こういう状況の中で我慢のゴルフをすれば自分の上達につながる」と自らに言い聞かせて回った2日目。ショットのコントロールが徐々に狂い始め、1オーバーで折り返した直後の10番パー4では、セカンドショットをドーナツ型バンカーの中央に生い茂る深いラフに打ち込みダブルボギー。それを機にすることなすこと上手く行かず、悪夢の5連続ボギーを叩いて予選突破圏外に去って「悔しいです」と足りなかった自分自身の力を石川は嘆いた。だがラウンド後はしっかり前を向き、「また必ずここに戻って来ます」とさらなる挑戦を断言。この経験は17歳の石川にとって決して無駄ではなかったはずだ。
一方、驚いたのがタイガーの乱調。7番でバーディを先行させチャージが始まるかと思いきや、8番、9番を連続ボギーとした。石川と同じように10番でダブルボギーを叩いてずるずると後退。13番をこの日2つ目のダブルボギーとするなど、中盤の6ホールでスコアを7つ落とし、あっという間に坂を転がり落ちた。通算7オーバーと絶対絶命で迎えた上がり3ホール。16番、17番で連続バーディを奪って一矢報いたが、バーディなら予選突破に手が届いた最終18番でグリーンを外しチップインバーディならず。4オーバー74の通算5オーバーはカットラインに1打足りず、予選ラウンドで姿を消した。
タイガーが予選落ちしたのは最愛の父アールさんが亡くなり失意の中で出場した06年の全米オープン以来。プロ転向後にメジャーでは2度目、通常の試合を含めるとキャリア5度目の予選落ちを喫したことになる。また38試合連続予選突破記録にも終止符が打たれた。
上位は通算5アンダーのトム・ワトソン(米)とスティーブ・マリーノ(米)が首位タイ。1打差の3位に20年前の今大会チャンピオン、マーク・カルカベッキア(米)が続いている。初日2位タイの好発進を切った久保谷健一がスコアを2つ落としたものの、通算3アンダーで4位タイと絶好のポジションを確保。同じく4位タイには第1ラウンドのトーナメントリーダー、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)、レティーフ・グーセン(南ア)、ビジェイ・シン(フィジー)らそうそうたるメンバーが顔を揃えている。
スコットランドのターンベリー(エイルサ・チャンピオンシップC)を舞台に行なわれているメジャー今季第3戦、第138回 全英オープンは、現地時間17日に第2ラウンドの競技を終了。初日同組で回ったタイガーより良いスコアの2アンダー68をマークし21位タイにつけた石川は、前日に比べ風が強まる中、後半に大きくスコアを落とした。8オーバー78の通算6オーバーでカットラインに2打届かず、予選落ちを喫した。
「こういう状況の中で我慢のゴルフをすれば自分の上達につながる」と自らに言い聞かせて回った2日目。ショットのコントロールが徐々に狂い始め、1オーバーで折り返した直後の10番パー4では、セカンドショットをドーナツ型バンカーの中央に生い茂る深いラフに打ち込みダブルボギー。それを機にすることなすこと上手く行かず、悪夢の5連続ボギーを叩いて予選突破圏外に去って「悔しいです」と足りなかった自分自身の力を石川は嘆いた。だがラウンド後はしっかり前を向き、「また必ずここに戻って来ます」とさらなる挑戦を断言。この経験は17歳の石川にとって決して無駄ではなかったはずだ。
一方、驚いたのがタイガーの乱調。7番でバーディを先行させチャージが始まるかと思いきや、8番、9番を連続ボギーとした。石川と同じように10番でダブルボギーを叩いてずるずると後退。13番をこの日2つ目のダブルボギーとするなど、中盤の6ホールでスコアを7つ落とし、あっという間に坂を転がり落ちた。通算7オーバーと絶対絶命で迎えた上がり3ホール。16番、17番で連続バーディを奪って一矢報いたが、バーディなら予選突破に手が届いた最終18番でグリーンを外しチップインバーディならず。4オーバー74の通算5オーバーはカットラインに1打足りず、予選ラウンドで姿を消した。
タイガーが予選落ちしたのは最愛の父アールさんが亡くなり失意の中で出場した06年の全米オープン以来。プロ転向後にメジャーでは2度目、通常の試合を含めるとキャリア5度目の予選落ちを喫したことになる。また38試合連続予選突破記録にも終止符が打たれた。
上位は通算5アンダーのトム・ワトソン(米)とスティーブ・マリーノ(米)が首位タイ。1打差の3位に20年前の今大会チャンピオン、マーク・カルカベッキア(米)が続いている。初日2位タイの好発進を切った久保谷健一がスコアを2つ落としたものの、通算3アンダーで4位タイと絶好のポジションを確保。同じく4位タイには第1ラウンドのトーナメントリーダー、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)、レティーフ・グーセン(南ア)、ビジェイ・シン(フィジー)らそうそうたるメンバーが顔を揃えている。