米女子ツアーのホンダ LPGAタイランドが現地時間26日、タイのサイアムCC パタヤ・オールドCで第1ラウンドの競技を終了。前週大会でツアー初優勝を果たした野村敏京が「66」の好スコアで通算6アンダー5位タイに、今大会が今年初戦のイ・ボミ（韓）は3アンダー69で通算2アンダー16位タイに順位を上げた。

　初日をイーブンパー72で回って27位タイ発進となった野村。アウトスタートとなったこの日は出だし1番からバーディ発進を切り、パープレーを続けて迎えた8番でも伸ばして2アンダーの折り返し。さらに後半最初の10番バーディで勢いを強めると、迎えた13番から4ホールで3つ伸ばすチャージをかけてさらに上位を追走。最終18番ではチャンスを決め切れなかったが、それでも6バーディ、ノーボギーでこの日のベストスコアを叩き出し、2週連続Vへ向けて大きく前進した。

　38位タイからスタートしたイ・ボミは、インスタートの10番でバーディが先行。前半はそこから伸ばし切れなかったものの、後半1番のバーディからさらに4番ではチップインバーディで3アンダーとし、4バーディ、1ボギーでのホールアウトとなった。また、イ・ボミと同じ38位タイでこの日に入った2010年覇者・宮里藍と大山志保は、ともに2アンダー70のラウンドで通算1アンダー24位タイとなっている。

　同じくこの日2つ伸ばした宮里美香は、前日の54位タイから通算イーブンパー34位タイに浮上。一方、初日「71」で日本勢トップの19位タイにつけていた横峯さくらは、2バーディ、6ボギーの4オーバー76で通算3オーバー53位タイまで一気に順位を落としている。

　通算9アンダー単独首位で大会を折り返したのは昨季覇者エイミー・ヤン（韓）。通算8アンダー2位タイに前日首位のレクシー・トンプソン（米）とこの日「66」をマークしたジェシカ・コルダ（米）、そしてペク・キュユン（韓）の3人が続き、野村と同じ5位タイにはチョン・インジ、シェラ・チョイ、ハナ・ジャンの韓国勢が名を連ねる。