米女子ツアーのシーズン第2戦コーツゴルフチャンピオンシップ presented by R+Lキャリアーズが現地時間6日、フロリダ州のゴールデンオカラゴルフ＆エクストリアンクラブで順延となっていた第3ラウンド残りと最終ラウンドの競技を終え、暫定首位タイから出たハナ・ジャン（韓）が後続と2打差の通算11アンダーでツアー初優勝。暫定3位タイから出た野村敏京は13位タイで大会を終えた。

　第3ラウンドを4アンダー68で締めたジャンは、同ラウンド「67」としたリディア・コ（ニュージーランド）と首位に並んで最終ラウンドへ突入。14番までに2ボギーを叩き、一時ブルック・ヘンダーソン（カナダ）に逆転を許したものの、終盤失速した同選手を尻目に上り3ホールの2バーディで勝利を手繰り寄せ、雨中の優勝争いを制している。

　ヘンダーソンは通算9アンダー単独2位で惜しくもツアー2勝目ならず。通算8アンダー3位タイにはコと、チョン・インジ、キム・セイヨン（ともに韓）が続いた。ロレックスランキング（女子世界ランク）No.1のコは最終ラウンド前半のうちに3つ落として後退すると、後半も11番でダブルボギーを叩くなど苦戦。それでも、15番からの3連続バーディで上位に食い込んだ。

　第3ラウンド7ホール目からプレーを再開した野村は、残り12ホールで1つスコアを落として同ラウンド「73」とし、6打差8位タイで最終18ホールへ。前半は2バーディ、ノーボギーと伸ばしたものの、後半の2ボギーで貯金を失い、最終ラウンドはイーブンパー72で順位を下げた。それでも2週続けて日本勢トップの位置で上位を争い、今後の活躍に期待の持てる内容を見せている。

　その他の日本勢は、横峯さくらが通算4アンダー16位タイ。第3ラウンドの「75」で26位タイまで下げたが、最終18ホールで5バーディ、2ボギーの3アンダー69をマークして順位を上げた。決勝ラウンドを73-73とした宮里藍は通算3オーバーの53位タイ。宮里美香は通算6オーバー65位タイとなった。