海外男子
注目選手振り返り ?石川遼? Part2
2016年1月6日(水)午後4:38
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苦戦の末に米ツアーでのシード確保に成功した石川遼。9月から帰国参戦した国内ツアーでは、わずか7試合の出場で日本人唯一の複数回優勝を挙げ、さらに悲願のメジャータイトルも獲得と躍動した。
国内初戦となったANAオープンには「予選落ちでもいいからドライバーでチャレンジしたい」という強い気持ちをもって臨んだ。米国での苦戦を経て「攻めるゴルフ」への回帰を誓った石川は随所で積極的なプレーを見せ、結果はいきなりの優勝。同大会初日は24歳の誕生日、またホストを務める同大会で出場7回目にしての初勝利と華々しく国内シーズンをスタートさせた。
11月のカシオワールドオープンでは1打差トップで迎えた最終日に黄重坤(韓)に逆転Vを許したものの、その悔しさをもって迎えた最終戦、ゴルフ日本シリーズJTカップではメジャー初勝利を達成。攻めるゴルフを貫き通し、後続と5打差の圧勝で2015年を最高の形で締めくくってみせた。
「思いっきり打てれば勝てる、でもそれが難しい」。攻めることの重要性をそう語った石川。7試合のうち4試合で優勝を争い、「Most Impressive Player(MIP)」にも9年連続で選ばれるなど国内での存在感は抜群に大きい。主戦場の米ツアーでも攻めの姿勢を貫き、今年こそは待望の初勝利となるだろうか。