欧州＆豪州ツアー共催のオーストラリアPGA選手権が現地時間5日、オーストラリアのRACVロイヤルパインズ・リゾートを舞台に第3ラウンドの競技を終了。ハロルド・ヴァーナーIII（米）が6アンダー「66」を叩きだし、通算3アンダーでトップタイに浮上した。

　昨季、米下部ツアーを卒業したばかりのヴァーナーは、28位タイから出たこの日、前後半で3つずつのバーディをマーク。さらに18ホールを通じてノーボギーと安定したプレー見せると、第3ラウンドのベストスコアとなる「66」でリーダーボードのトップにジャンプアップ。ディラン・フリテッリ（南ア）、ザンデル・ロンバード（南ア）と並び、ツアー初勝利に大きく近づいた。

　一方、前日単独トップのデビッド・リングマース（スウェーデン）は、10番と13番でダブルボギーを喫するなど、3バーディ、2ボギー、2ダブルボギーの3オーバー75とスコアを落とし、通算イーブンパー5位タイに後退。最終日を3打差を追いかけて、ツアー初勝利を狙う。

　ツアー3勝のパブロ・マーティン（スペイン）は5オーバー77と崩れ、マーク・フォスター（英）通算3オーバー15位タイに転落。昨季の全英オープンで第3ラウンドを終えた時点でトップに立ったポール・ダン（アイルランド）は「75」で回り、通算6オーバー33位タイとなっている。