昨年の米男子ツアー賞金王として存在感を示しているマット・クーチャー（米）が、開幕3試合目のボブホープ・クラシック（現地時間19日開幕、カリフォルニア州PGAウエスト他）で今季初優勝を狙う。

　4つのコースを使用してアマチュアとともに4ラウンド72ホールの予選ラウンドを行い、メインコースのPGAウエストで最終日の決勝ラウンドを行う同大会。クーチャーにとっては昨年2位タイになった相性のいい大会だ。昨シーズンは、プレーオフシリーズに入ってから強さを爆発させて賞金王タイトルを獲得。その勢いは今季になっても衰えることなく、開幕から2試合続けてトップ10入りと力を見せつけている。計90ホールにも及ぶ長丁場を制し、まだまだエンジンが温まりきらないライバルたちを引き離したいところだ。

　また、ディフェンディング・チャンピオンであるビル・ハース（米）も、開幕戦8位とまずまずの結果を出しており、同大会連覇に気合が入る。

　日本勢は、今田竜二がただ一人参戦。今季初戦となったソニー・オープン・イン・ハワイでは68位タイに入ったが、最終日が36ホールになったため規定により決勝ラウンドには進めなかった。悔しい思いを味わった後だけに、今大会で起死回生のツアー2勝目を狙う。