石川遼が全米オープン開催コースに挑む。

　米男子ツアーの今季第6戦AT＆Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマは現地時間11日、カリフォルニア州にあるぺブルビーチGL、モントレーペニンシュラCC、スパイグラス・ヒルGCの3コースを舞台に開幕する。なかでもペブルビーチGLは、2000年以来10年ぶりに全米オープンが開催されるとあって、出場選手の大半がその下見を目論んで乗り込んできている。

　石川がまだ出場したことのない全米オープンが開催されるコース。実際にプレーし周囲のムードを感じたら、「こんなコースなのかぁ」と感嘆の声を上げ、一気にテンションがヒートアップした。特にホールの左側が全て太平洋に面し攻めがいのある名物ホール、18番パー5攻略には意欲満々。2オンを狙うには海越えのショットが必要になるが、「風に乗せて狙えれば」と挑戦意欲をかき立てられていた。

　予選ラウンド3日間は、アマチュア2人とプロ2人の4人でプレーする形式の同大会だけに、面白い組み合わせも経験する。一緒にラウンドするアマチュアは、若手イケメン俳優のルーカス・ブラック。さらに同組のプロは、昨年の終盤戦に登場すると大暴れで世界を驚かせ、今季の期待度No.1のルーキー、リッキー・ファウラー（米）。将来、共にゴルフ界を背負っていくに違いない日米の若手が、メジャーの舞台となるコースで激突する。

　その他日本勢は、好調が続く今田竜二が出場。マスターズ出場権獲得に向けての戦いは続く。