米女子ツアーの今季メジャー最終戦、エビアン選手権が現地時間10日、フランスのエビアン・リゾートGCを舞台に開幕。予選ラウンドのペアリングが発表となり、宮里美香はフォン・シャンシャン（中）、キム・セイヨン（韓）と同組となった。

　今季は最高位が単独2位（ウォルマートNWアーカンソー選手権）、トップ10入りは3回を数え、賞金ランキングでは25位に入っている美香。不調だった昨季を乗り越え、充実したシーズンを送っているが、今季メジャー最終戦に相応しい強豪選手と予選ラウンドで激突することとなった。ロレックスランキング（女子世界ランキング）8位のフォンは言わずと知れたツアートップクラスの実力の持ち主で、ツアー通算4勝を誇っている。さらにキム・セイヨンは、ルーキーながら今季すでに2勝を挙げており、ルーキー・オブ・ザ・イヤーの筆頭候補だ。

　また、来季シード権に向けて正念場を迎えている宮里藍は、4月のANAインスピレーションを制したブリタニー・リンシコム（米）、7月の全米女子オープン覇者のチョン・インジ（韓）のメジャーチャンピオンとの豪華なペアリングが決定。賞金ランキング47位の横峯さくらはツアー3勝のキム・インキョン（韓）、カリーン・イシャー（仏）と予選ラウンドを戦う。

　その他の日本勢は、上原彩子がレベッカ・アーティス（豪）、ダニエル・カン（米）と同組に。野村敏京は、シュ・ウェイリン（台）、マリア・マクブライド（スウェーデン）とのペアリングとなっている。

　最注目組は、ロレックスランキングNo.1のインビー・パーク（韓）、同No.2のリディア・コ（ニュージーランド）、同No.3のステイシー・ルイス（米）のペアリング。5つ目のメジャートロフィを狙うパークにとっては、これ以上にない組み合わせとなった。ミッシェル・ウィー（米）は、アンナ・ノルドクビスト（スウェーデン）、クリスティー・カー（米）とプレーする。