欧州ツアーがR.マキロイに特別措置 最低試合出場数を12試合に
2015年9月4日(金)午前11:32
欧州ツアーは、ローリー・マキロイ(北アイルランド)に最低試合出場数のノルマを達成していないながらも、今季のレース・トゥ・ドバイの順位を保持し、ファイナルシリーズに出場できる権利を付与したと発表した。
同ツアーの昨季年間王者であるマキロイは、7月に友人とサッカーをプレーしていた際、左足首の靱帯断裂と関節包を損傷。直後に出場予定だった同ツアーのアバディーン・アセット・マネジメント・スコティッシュ・オープン、そしてメジャー第3戦の全英オープン、WGC-ブリヂストン招待を欠場することとなった。
マキロイは今季同ツアーに9試合出場しているが、怪我での離脱と米男子ツアーのプレーオフシリーズへの出場、さらに連続試合出場を制限している影響からメンバーシップ基準に明記されているレギュラーシーズンの最低試合出場数(13試合)を達成できない見込みとなった。しかし、欧州ツアーの最高責任者であるキース・ぺレイ氏は「これは例外的なもので、この件について慎重に判断を下した結果、最低12試合に出場すれば良いと認可を与えた」とマキロイに特例措置を施す決断したと話した。
またぺレイ氏は、レース・トゥ・ドバイでトップを走るマキロイについて「我々の医療チームによる助言も考慮し、またマキロイが世界中で活躍するゴルファーであることも鑑みた結果、将来的な負傷のリスクを冒すことなく試合に出場し続けるのは不可能であるという認識となった」と、負傷明けのリスクを回避するための措置だったと説明。マキロイは米男子ツアーのプレーオフシリーズ終了後、欧州ツアーでの残り3試合を消化するとみられている。