欧州ツアーのD+D レアル・チェコ・マスターズは現地時間27日、チェコ・プラハのアルバトロス・ゴルフリゾートを舞台に開幕。ビクトル・ドゥブイソン（仏）が優勝を狙う。

　記念すべき第1回大会となった昨季は最終日を2打差の2位タイから出たジェイミー・ドナルドソン（ウェールズ）がスタートから3連続バーディをマークするなど4アンダー68で回り、通算14アンダーで歴史の1ページ目に名前を刻んだ。残念ながらドナルドソンは今週を欠場しているが、王者不在のフィールドで虎視眈々と優勝を狙っているのがドゥブイソンだ。

　現在、レース・トゥ・ドバイで43位につけている25歳は、目前に迫ったファイナルシリーズを有利に進めるために、ここで大きく順位を上げたいと考えている。「今週は優勝を狙っている。今年は昨年ほど良くなかった。良い成績を挙げてランキングを上げられたらいいね」と、今週での浮上を狙っている。

　また、ドナルドソンからコース攻略のアドバイスをもらったといい「ここは良いコースだと言っていた。風が吹くと難しくなるようだ」と話しながらも「このコースは自分に合っていると思う」と自信も見せている。全米プロゴルフ選手権では18位タイに入り「調子が戻ってきた」と好調を実感しているようで、どのようなプレーを見せるのか注目だ。

　その他には、前週ツアー4勝目を飾ったデビッド・ホージー（英）やダニエル・ブルックス（英）、ジェームス・モリソン（英）、ブラッドリー・ドレッジ（ウェールズ）など欧州ツアーを代表する選手が多く出場する。