米女子ツアーのキャンビア・ポートランド・クラシックが現地時間13日、オレゴン州のコロンビア・エッジウォーターCCを舞台に開幕。2010年大会覇者の宮里藍、2012年大会覇者の宮里美香が優勝を目指す。

　第1回大会は1972年とメジャーを除いてツアーで最も長い歴史を持つ今大会だが、日本人選手とも好相性だ。1986年には岡本綾子が後続に6打差をつけて圧勝。さらに2010年にはチェ・ナヨン（韓）、クリスティ・カー（米）を抑えてシーズン5勝目を達成すると、その2年後には美香がツアー初勝利を飾った。

　両者ともに2012年以来優勝からは遠ざかっているが、今大会は絶好のチャンス。特に美香は前戦の全英リコー女子オープンで7位タイに入るなど上り調子なだけに、ぜひとも優勝争いに絡んでほしいところ。美香はオースティン・アーンスト（米）、ジェシカ・コルダ（米）とのペアリングが決定している。W宮里のほかに、日本勢は横峯さくら、上原彩子、有村智恵、野村敏京とツアー常駐組が揃ってフィールド入りとなっている。

　全英リコー女子オープンを制したロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のインビー・パーク（韓）は欠場するものの、同No.2のリディア・コ（ニュージーランド）、同No.3のステイシー・ルイス（米）、今大会過去2勝のスーザン・ピーターセン（ノルウェー）などトッププレーヤーたちが多数エントリーしている。