全英出場への狭きラストチャンスに挑む石川 「ミスが出た時こそ、ここからだなと思えるプレーをしたい」と意気込み
2015年7月9日(木)午前11:22
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(写真提供:Getty Images)
現地時間9日にイリノイ州のTPCディアランを舞台に開幕する、米男子ツアーのジョンディア クラシック。日本勢で唯一出場する石川遼は、全英オープンゴルフ選手権(16日?19日/英国、セントアンドリュース・オールドコース)出場権獲得のラストチャンスに挑む。
前週のザ・グリーンブライアー クラシックでは、初日に4位タイと好スタートを切りながらも、3日目に「75」と叩くなど、2日目以降は低調なプレーに終わり76位と無念の結果に。それでも「スコアよりも(プレーの)内容は良くなってきていると感じる」と手ごたえを掴んでいるようで「イーブンパーや1アンダーが出せているときは悲観するほど悪くない。特に先週は3日目、4日目と良い感触を掴みつつあるので、さらに良くして今週を迎えられればと思う」と今週の大会への意気込みを語った。
ザ・グリーンブライアー クラシックの初日では、フェアウェイキープ率が42.86%と低い数字に終わりながらも、7バーディをマーク。本人も「ティーショットが常にまっすぐいくタイプではないので、自分のなかでも大きなトラブルにならなければリカバリーできるという感覚に慣れている」とドライバーの精度は気にしていない様子だ。さらに「セカンドショットの判断やグリーンに乗せる時がきついときにどこを狙うかでしぶとくパーを獲っていくことが1つのミスをスコアに出さないことにつながる。1つのミスがすぐにボギーにつながると、バーディが生きてこなかったり、流れが途切れてしまう。ミスが出た時こそ、ここからだなと思えるプレーをしたい」と前週の初日のようなプレーの再現を誓った。
今大会への出場は2013年以来2年ぶり。前回は68-69-66-70とスコアを並べ通算7アンダー33位タイに入った。コースの印象について「タフなパー4がいくつかあるが、とてもフェアなコース」と語り「後半のパー5では、2オンでイーグルチャンスにつけることできる。2番も易しいので、パー5で絶対に(バーディを)獲らないといけない。3アンダーを4日間続けても、予選を通過して真ん中ぐらいの順位にしかならないのではないかと思っている」とバーディ合戦になると予想している。
全英オープン出場権は、今大会で上位5位以内に入った選手のうち、権利を持たない上位1人にのみ与えられる。狭き門だが「良い感触を掴みつつあるので、しっかりと良い準備をして、予選を通過して上位に行けるように頑張りたい」と目標を話した石川。ゴルフの聖地での今季メジャー第3戦への切符を掴むことはできるだろうか。
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