欧州＆南アサンシャインツアー共催のSAオープン選手権は現地時間8日、同地のグレンダワーGCを舞台に開幕する。昨シーズンまで11月に開催されていた同大会だが、今年から1月にスケジュールが変更された。2015年のレース・トゥ・ドバイ初戦は、ここ南アフリカからスタートする。

　今年も67人の地元選手が参戦するが、中でも一番勝利を望んでいるのはチャール・シュワーツェルだろう。昨季は、最終日をトップで迎えたものの、2つのダブルボギーを含む「71」と失速して優勝とはならず。同オープンでは、過去5度のトップ5入りを果たしているものの未だ優勝はない。

　今大会について「キャリアで一度は勝ちたい大会」とシュワーツェル。大会前に負ったつま先の負傷は気になるが「自分のゴルフは徐々に戻りつつある。これでパットを決めることができれば自信は深まっていく」と語っており、歯車さえかみ合えば悲願の地元オープン制覇も見えてきそうだ。

　また、大会5勝のアーニー・エルス（南ア）も優勝候補筆頭。エルスは今年ホスト役としてアンバサダーを務めることが決定した。その他、1995年＆2005年大会を制しているレティーフ・グーセン、08年大会Vのリチャード・スターンといった地元の強豪選手も今大会に照準を合わせている。

「南ア出身のゴルファーはいかに世界で成功を収めようと、一人としてこの大会でキャリアのすばらしいスタートを切ったということを忘れはしない」（エルス）。昨年は、伏兵モルテン・マドセン（デンマーク）に優勝を譲った南ア勢だが、再びタイトルを持ち帰ることは出来るだろうか？