上位進出が期待された石川遼だったが、残念ながら最終日は不発に終わった。

　現地時間11日に行われた米男子ツアー今季メジャー最終戦、第95回 全米プロゴルフ選手権（ニューヨーク州オークヒルCC）最終ラウンド。21位タイからチャージを誓った石川だったが、好調だったパッティングが影を潜め苦戦する。出だしの1番でボギーを叩くと、6番、8番でもパーセーブに失敗。前半だけで3つスコアを落としてしまう。

　後半は粘り強いプレーで12番、16番でバーディを奪って盛り返し、良い流れで終盤を迎えたが、最終18番では奥から下りのパーパットを外してボギー。2オーバー72とスコアを落とし、通算2オーバー29位タイにとどまった。それでも5度目の全米プロ出場で29位タイは本人にとって最高位。それでも来季のシード獲りには、レギュラーシーズン最終戦のウィンダム選手権（現地時間15日?18日／ノースカロライナ州セッジフィールドCC）で一発大逆転するしかなくなった。

　崖っぷちの戦いが続くが、随所に成長した姿をかいま見せる石川。苦しい中で未来への糧をつかみとってもらいたい。

≪全米プロゴルフ選手権放送予定≫
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