海外女子

4打差4位タイ浮上の美香「パッティングのイメージが良いので入りだしたらビッグスコアも出る！」

2015年6月28日（日）午前10:21

　米女子ツアーのウォルマート NWアーカンソーチャンピオンシップ　presented by P＆Gが現地時間27日、アーカンソー州のピナクルカントリークラブを舞台に日没順延となっていた第1ラウンドの残りと第2ラウンドの競技を開催。暫定20位タイから出た宮里美香は、第2ラウンドのプレーを終えて日本勢トップの通算9アンダー4位タイにまで順位を上げた。

　第1ラウンド12ホール目（3番）からプレーした美香は、3番、9番で1つずつスコアを伸ばして第2ラウンドへ突入。その後の18ホールを5バーディ、1ボギーの4アンダー67でホールアウト。ラウンド終了後、インタビューに応じた美香は初日は荒天による中断でスタートが4時間遅れたものの「良いゴルフが出来ていた」と出ごたえを掴んでいたことを明かした。さらに、この日のプレーについても「25ホールくらい回ったけど、集中力を切らさずにプレーできた」と振り返った。

　今季メジャー第2戦 KPMG女子PGA選手権では41位タイ、マニュライフLPGAクラシックでは54位タイとここ数戦は結果が出ない苦しい時間を過ごしていた美香だったが「ショットが安定してパットも決まって、こういうスコアが出て自信になる」と話し、復調の気配を漂わせた。

　最終日はトップと4打差の4位タイから逆転優勝を狙うが「今日で伸びている人は伸びているので、明日のコンディションはわからないけど、パッティングのイメージが良いので少しでも入りだしたら、ビッグスコアも出ると思うし、とにかくパー5のプレーをしっかりしたい」とパー5がカギとなるようだ。「攻めるゴルフはしたいけど、ピンポジションによってちゃんと自分の気持ちと相談してうまくやっていきたい。あとはパッティング次第でスコアも動くと思う。前半でバーディチャンスにいっぱいつけて、勢いに乗れたらいいと思う」と猛チャージを狙う美香。「どういう展開になっても自分のゴルフを貫いていきたい」を話し、目標を聞かれると「ベスト10には入りたい」と語った。

　初日に17ホールを消化し、この日は暫定9位タイからのスタートとなった有村は、第1ラウンドの残り1ホールをパーで締めると、迎えた第2ラウンドは出だし1番からバーディ発進。その後も前半のうちに2バーディを重ねて3アンダーで折り返すと、バックナインでも1つスコアを伸ばして5バーディ、1ボギーの4アンダー67でホールアウト。通算8アンダー8位タイで最終日を迎えることとなった。

　第1ラウンドの後半16番からプレーを始めた野村敏京は、上がり3ホールを1ボギーで終了。その後の18ホールは3アンダー68のラウンドとなり、通算5アンダー26位タイに浮上。横峯さくらは通算4アンダー32位タイとなっている。第2ラウンドを終えたその他の日本勢は、宮里藍が通算イーブンパー83位タイ、上原彩子が通算2オーバー107位タイでともに予選落ちとなっている。

ウォルマート NWアーカンソーチャンピオンシップ　presented by P＆Gは全ラウンド生中継！

2007年からスタートした大会。昨年は、最終ラウンドで「65」をマークしたステイシー・ルイスが4打差を逆転し優勝。2位にはそのステイシー・ルイスに代わり、今年世界ランクNo.1の座に着いたリディア・コ、クリスティー・カー等、ビッグネームが上位に名を連ねた。昨年こそ日本勢の活躍は目立たなかったが、2012年に宮里藍が優勝、2013年に宮里美香が2位と好成績を残しており、日本勢と相性が良い大会だ！

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