チャリティイベントでは素晴らしい歌声も披露した上原。（写真撮影:ISM）

　CS放送のゴルフ専門チャンネル「ゴルフネットワーク」が行うピンクリボン運動の一環として、『ピンクリボン2014 トーク＆贈呈式』が東京スカイツリー内のJ:COMワンダースタジオで9日に開かれ、LPGAツアーを主戦場としている上原彩子が登場した。

　プロデビューイヤーの2004年からピンクリボン活動を続け、バーディ1個につき1,000円の寄付を行っている上原。乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝えるゴルフネットワークの運動に共感し、10年前からイベントに参加してきた。

　この日、地元・沖縄からかけつけた上原は「（最初は）乳がんという病気を知らなかった。11年前にくらべるとピンクリボンの活動が認知されてきた」と振り返り「発信者としてゴルフで結果を出して、影響力の大きい選手になりたい」と力強く目標をかかげた。

　LPGAツアー2年目の上原は、今季27試合に出場。サイム・ダービーLPGAマレーシアでは3日目を終えて単独2位につけるなど優勝争いに加わる実力をつけ、来季のシード権を獲得した。「今年は60台のスコアを出すことが多くなり、充実した一年になった。1年目より雰囲気もつかめてきたし、（来季は）自信を持ってプレーできると思う」と抱負を語った。