欧州ツアーのフラッグシップ大会、BMW PGA選手権が現地時間24日、英国のウェントワースCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。23歳のルーキー、アン・ビョンホン（韓）が大会記録となる通算21アンダーで優勝した。

　首位タイから出たビョンホンはノーボギーの65をマークし、後続と6打差の圧勝。ハーフターンでは1打差のリードだったが、12番でアルバトロスまで数センチに迫るイーグルを決めるなど、後半に5つ伸ばした。

　全米アマチュア選手権を史上最年少の17歳で制したことで将来が期待されながらも伸び悩んでいたビョンホンは「人生を変える勝利」とビッグタイトルに感激。「今年はいいプレーができていたが、ここで勝てるとは思っていなかった。突然の勝利だった」と興奮を抑えきれない様子だった。

　ミゲール・A・ヒメネス（スペイン）が5アンダー67と大きく伸ばし、通算15アンダーの好スコアでトンチャイ・ジェイディ（タイ）と並び2位タイ。3位から出たジェイディは前半の3バーディでビョンホンに1打差まで迫ったが、後半に伸ばせなかった。14番パー3でエースを達成したクリス・ウッド（英）は「66」で通算13アンダーとし、4位にランクイン。ビョンホンと並ぶ首位から出たフランセスコ・モリナリ（伊）は74とスコアを落とし、通算12アンダーの5位に終わっている。

　なお、世界ランクNo.1でディフェンディング・チャンピオンのロリー・マキロイ（北アイルランド）は予選で敗退している。

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