米女子ツアーの今季第9戦、ロッテ選手権が現地時間15日、ハワイ州のコオリナGCを舞台に開幕する。昨年ここで4年ぶりの勝利をつかんだ元祖・天才少女ミッシェル・ウィー（米）には今季初のトップ20フィニッシュ、さらには連覇が期待される。

　地元ハワイ出身のウィーは昨季、最終ラウンド「67」をマークして逆転優勝。少女のころから大きな注目を浴びていたスター選手がようやくツアー通算3勝目を記録し、復活ののろしを上げた記憶に残る大会だった。

　ウィーはその後、さらに全米女子オープンも優勝して初のメジャータイトルも獲得。今季はスタートにつまずいているが、地元でのタイトルはなんとか死守したいところだ。

　復活といえば、元世界ランク1位の宮里藍も長らく復調が望まれている。藍は2012年大会を4打差で制し、ツアー通算8勝目を挙げたが、この年を最後にツアー優勝から遠ざかっている。今季はところどころではあるが、復調の兆しを見せているだけに、地元沖縄に似た風土のハワイで結果を出したい。

　日本勢ではこのほか、横峯さくら、宮里美香、上原彩子、野村敏京も出場する。ここ2戦予選落ちの野村は昨年7位タイと好結果を出しており、軌道修正を図りたい。

　ロレックスランキング（女子世界ランキング）上位では、3位のインビー・パーク、4位キム・ヒョージュ（ともに韓）、5位フォン・シャンシャン（中）、6位ブリタニー・リンシコム（米）、7位スーザン・ピーターセン（ノルウェー）らが出場する。

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