米女子下部シメトラツアーのシメトラ・クラシックが現地時間23日、ノースカロライナ州のレインツリーCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。今季から同ツアーに参戦している森田遥がプレーオフの末に、ツアー初優勝を飾った。

　3日間で行われる今大会。第2ラウンドを終えて、トップと1打差の2位タイにつけていた森田は、立ち上がりの2番から3連続バーディを奪う絶好のスタート。2アンダーで折り返したバックナインでも3バーディを奪い、6バーディ、1ボギーの5アンダー67をマーク。通算12アンダーまでスコアを伸ばし、オーガスタ・ジェームス（カナダ）とリーダーボードのトップに並んで、勝負の行方はプレーオフへと持ち越されることになった。

　18番パー3の繰り返しで行われたプレーオフ。1ホール目は両者ともパーで終えたものの、2ホール目でボギーを叩いたオーガスタに対し、森田はバーディを奪って勝負あり。ツアー8戦目にして初勝利を挙げ、優勝賞金1万6,500ドル（約200万円）を手にした。昨季、国内ツアーでは優勝争いを経験すると、米女子ツアーにも出場した18歳。同ツアーのファイナルQT（予選会）にも参戦したが、シード権獲得とはならなかった。シメトラツアーは、年間賞金ランキングの上位10名に、来季米女子ツアーの出場権が与えられる。この優勝で、森田は同ランク7位に浮上している。

　また、6位タイから出た有村智恵はイーブンパー72とスコアを伸ばせず。通算5アンダー12位タイでフィニッシュ。賞金ランクは27位となっている。

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