米女子ツアーのポートランド・クラシックは現地時間30日、オレゴン州のコロンビア・エッジウォーターCCで第3ラウンドを終了。3人が予選を突破した日本勢は、宮里藍と宮里美香が通算4アンダーで30位タイ、上原彩子が通算イーブンパーで55位タイにつけている。連覇を目指すスーザン・ピーターセン（ノルウェー）、カルロタ・シガンダ（スペイン）、M.J.ハー（韓）の3人が、通算11アンダーでトップ。

　26位タイで出た藍は、2番、3番でボギーを叩くと4番をダブルボギーとし出だしの4ホールで4ストローク落としたが、5番以降は調子を取り戻して4つのバーディを奪いイーブンパー72でラウンド。33パットとグリーン上で精彩を欠いたが、通算4アンダー30位タイにつけ最終日に望みをつないだ。

　一方、47位タイスタートの美香は、2番をボギーとしたものの5番、7番、9番、そして12番でバーディを奪取。この日は3アンダー69で回り、藍と同じ通算4アンダー30位タイまで順位を上げた。現在の賞金ランクは97位、レース・トゥ・CMEグローブのランキングも95位と低迷しているだけに、この大会で少しでも上位につけてランクアップしておきたい。

　また、上原は4バーディ、4ボギーのイーブンパー72でラウンドし通算イーブンパー。55位タイで最終ラウンドを迎えることになった。

　上位は混戦模様。首位のピーターセン、シガンダ、ハーの3人を、前週爆発的なスコアで優勝したリュウ・ソヨン（韓）、リン・シユー（中）、キム・インキョン（韓）のアジア勢が1打差で追い、ローラ・ディアズ（米）ら5人がさらに1打差でつける展開に。

　特に好調が続くピーターセンは、この日5アンダー67で回り10位タイから浮上。この大会は昨年と2011年も制しており、3度目の大会制覇に大きく近づいた