ツアー3勝目を狙うライアン・パーマー（米）が依然トーナメントをリードしている。

　2010年シーズン、フルフィールドでの米男子ツアー初戦ソニー・オープン・イン・ハワイ（ハワイ、ワイアラエCC）は現地時間の15日、第2ラウンドの競技を終了。初日『65』をマークし首位タイと好調なスタートを切ったパーマーが、2日目のこの日最終ホールでバーディを奪い4アンダー66をマーク。通算9アンダーとし単独首位の座を守った。

　1打差の2位タイに連覇を狙うディフェンディング・チャンピオンのザック・ジョンソン（米）の他、ロバート・アレンビー（豪）、チャド・キャンベル（米）が続き、通算7アンダー5位タイにスティーブ・ストリッカー（米）、ジョン・メリック（米）らがつけている。

　パーマーが狙うのは2年前のギン・シュールメール・クラシック以来となるツアー通算3勝目。奇しくも2日目を終えてトップに立つのは最後に勝った08年の同大会以来。「いいプレーが出来た。こんなに落ち着いて、リラックスしながら戦えるなんて自分でも驚いているよ」と初日に引き続き好調を維持したパーマーは納得の表情を浮かべた。だがリードはわずかに1ストローク。虎の子の1打を守り抜くため「明日はまた1からスタートするつもりで頑張りたい」と気持ちを切り替えた。

　その他通算6アンダー8位タイにデービス・ラブIII（米）、アンヘル・カブレラ（アルゼンチン）らメジャーチャンピオンがつけているが、歴代優勝者のアーニー・エルス（南ア）とデビッド・トムズ（米）は通算1アンダー40位タイにとどまり、崔京周（韓）、ビジェイ・シン（フィジー）は通算1オーバー70位タイとギリギリで予選を突破した。

　ルーク・ドナルド（英／通算2オーバー）、ジャスティン・レナード（米／通算2オーバー）、ジョン・デイリー（米／通算4オーバー）、期待のルーキー、リッキー・ファウラー（米／通算7オーバー）、タッド・フジカワ（米／通算7オーバー）らは予選で姿を消している。