タイガー・ウッズ（米）がついにメジャーの舞台に帰ってくる。

　米男子ツアーのシーズンメジャー第3戦、第143回 全英オープンが現地時間17日にいよいよ開幕する。今年の会場となるのは2006年以来の開催となるロイヤル・リバプールGC（英国）。同コースは球聖ボビー・ジョーンズが年間グランドスラムを達成した1930年の会場としても有名だ。

　そして今大会でタイガーが本格復帰を果たす。今年は度重なる腰痛から手術を決断。メジャー初戦のマスターズ、2戦目の全米オープンを欠場した。本来はここ全英を復帰の舞台に選ぶつもりだったが、自身がホストを務めるクイックン・ローンズ・ナショナルで復帰。「まだ万全ではない」という本人の弁通り予選落ちに終わったものの、久しぶりに元気な姿を見せている。

　前回同コースで行われた06年大会ではドライバーをわずか1回しか使わずに優勝を飾ったタイガー。大会前に発表されたパワーランキング（優勝予想）では圏外と米メディアは懐疑的な視線を送っているが、これまで幾多の困難を乗り越えてきただけに土壇場でミラクルを起こしてくれるかもしれない。

「目標は全英オープン。すべての過程はそこでプレーするためのものだった」。タイガーは再び強かった時の姿を取り戻すことが出来るか？

≪全英オープン放送予定≫
http://www.golfnetwork.co.jp/original/THEOPEN2014