I.K.キムがコース記録で奪首! K.ウェブ足踏み
2014年7月6日(日)午前10:01
世界ランキング24位のキム・インキョン(韓)がムービングデーに猛チャージ。コースレコードに並ぶ9アンダー63をマークして単独トップに躍り出た。
次週に迫ったメジャー、第37回 全英リコー女子オープン(現地時間10?13日/英ロイヤル・バークデイルGC)の前哨戦、欧州女子ツアーISPSハンダ・レディス・ヨーロピアン・マスターズは5日、英バッキンガムシャーGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。首位に4打差の4位タイからスタートしたキムがノーボギーの完璧なゴルフで通算14アンダーまでスコアを伸ばし、単独2位につける期待のアマチュア、イ・ミンジ(豪)に4打差をつけシーズン初Vに王手をかけた。
前夜の降雨でグリーンがやわらかくなったのがキムには有利に働いた。「トリッキーなコンディションだったけれど、ラッキーもあって好スコアをマークすることが出来ました」とキム。好調の裏には今週バッグを担いでいる地元キャディのジェラルド・アダムスさんの存在がある。
実は彼、前立腺がんを克服したばかりのうえ、今週水曜日に行われたプロアマで打球事故に遭遇し鼻を骨折しながらキムのキャディを務めているのだが「アダムが凄く明るくてポジティブだから自分もポジティブになれる」とキムは言う。残り18ホール、明日彼女はキャディと二人三脚で優勝を目指す。
その他、前日までのトーナメントリーダー、サラ・ケンプ(豪)が通算9アンダーでアメリア・ルイス(米)と並び3位タイ。ニッキー・キャンベル(豪)とキャロライン・マッソン(独)が通算8アンダー5位タイにつけたが、ディフェンディング・チャンピオンのカリー・ウェブ(豪)は2アンダー70とスコアを伸ばし切れず、通算3アンダー20位タイにとどまっている。