M.カイマー母国でまさかの予選落ち スペイン勢好調
2014年6月28日(土)午前9:19
全米オープンチャンピオンの戴冠後、初の凱旋帰国となったマーティン・カイマー(独)だが、地元のギャラリーの前で良いところを見せられず予選敗退が決まった。
欧州ツアーのBMWインターナショナル・オープンは現地時間27日、ドイツのGCラチェンホフを舞台に第2ラウンドの競技を終了。母国のナショナルオープン6年ぶり2度目の優勝を目指したカイマーだが、初日65位タイと出遅れると2日目も4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73と冴えないプレーで通算イーブンパー。102位タイまで順位を下げカットラインに4打足りず無念の予選落ちに終わった。
カイマーに代わって主役に躍り出たのはスペイン勢たち。ラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)は7番でラフからのアプローチを2度打ちする珍しいミスもありつつ4アンダー68にまとめ、通算12アンダーで堅首。この日9アンダー63と爆発したパブロ・ララサバル(スペイン)に加え、エミリアーノ・グリッロ(アルゼンチン)、ダニー・ウィレット(英)の面々がやはり通算12アンダーでカブレラ-ベロと首位タイグループを形成している。
さらに2打差の5位タイにツアー最年長V記録保持者のミゲール・A・ヒメネス(スペイン)、カイマーなき後地元の期待を担うアレックス・チェイカ(独)らが続いている。
注目のヘンリック・ステンソン(スウェーデン)は通算8アンダーで現在欧州ツアー賞金ランクトップのトーマス・ビヨーン(デンマーク)らと並び19位タイ。セルヒオ・ガルシア(スペイン)が通算7アンダーで前日の65位タイから29位タイに順位を上げ、同じ29位タイにジョン・デイリー(米)がつけている。