M.アレンかろうじて首位守る 井戸木29位タイ
2014年2月9日(日)午前10:21
初日にツアー新記録の『60』で飛び出したマイケル・アレン(米)が失速し、風雲急を告げる展開となった。
米チャンピオンズツアーの2014年フルフィールド初戦、アリアンツ選手権は現地時間8日、フロリダ州、オールドC at ブロークン・サウンドを舞台に第2ラウンドの競技を終了。アレンが前半1オーバーと伸び悩む中、スコット・ダンラップ(米)、盧建順(台)らが激しい追い上げを見せ、一時アレンが首位の座を明け渡す場面も。しかし「このままでは終われない」とばかりにアレンが後半4バーディを奪って盛り返し、3アンダー69でホールアウト。通算15アンダーまでスコアを伸ばして、ダンラップと盧に1打差の単独トップの座を守った。
またこの日は初日13位タイのダフィ・ウォルドルフ(米)が1イーグル、8バーディ(1ボギー)の猛攻で9アンダー63をマーク。通算13アンダー単独4位に順位を上げた。続く通算12アンダー5位タイには、トム・レーマン(米)とジェイ・ハース(米)がつけている。
さらに昨季のチャールズ・シュワブカップ王者ケニー・ペリー(米)が通算9アンダー11位タイ、賞金王のベルンハルト・ランガー(独)が4つスコアを伸ばし、通算6アンアー21位タイにそれぞれつけ、さらなる上位浮上を目論んでいる。
一方、日本勢から唯一出場している井戸木鴻樹は、中盤から後半にかけ8ホールで5つバーディを奪う見せ場を作ったが、終盤2ボギーを叩いて2アンダー70止まり。マーク・オメーラ(米)ら並ぶ通算5アンダー29位タイにスコアを伸ばしたが、順位は初日より7ランクダウンという結果となってしまった。パターは良いが持ち前のショットの精度を欠いて後退した井戸木。日本男子初の海外メジャーチャンピオンは最終日も必死に上位に食らいついて行く覚悟を決めている。