欧州ツアーのコマーシャルバンク・カタール・マスターズは現地時間21日、同地のドーハGCを舞台に開幕。今週は、ここドーハと抜群の愛称を誇るディフェンディング・チャンピオンのセルヒオ・ガルシア（スペイン）が、カタール・マスターズ史上初のタイトル防衛を狙う。

　2013年大会で2位タイ、そして昨年はミッコ・イロネン（フィンランド）とのプレーオフを制し、3年ぶりのツアー優勝を飾ったガルシア。また、同大会では11年に9位タイ、12年に5位タイと、ここ4年連続でトップ10入りを果たしており、大会初の連覇を予想する声も多い。

「できる限り良いプレーをして、タイトルを防衛したいと思う。ここ何年かはカタールからシーズンをスタートさせているけれど、ここへ戻って来ることを常にエンジョイしているよ」とガルシア。今週は婚約者キャサリナ・ボエムさんも同伴で、大会前は終始リラックスした表情だった。

　また、06年大会覇者で次点が3回と、こちらもコースに良いイメージを持つヘンリック・ステンソン（スウェーデン）も優勝候補。前週のドバイでは、初日に「76」を叩いて結果的に予選落ちを喫したが、2日目は「68」でラウンドしており、この進歩が良い前兆となることを確信している。

　この2人に加え、これまで中東の地で4勝（欧州ツアー最多／ステンソンとタイ）を挙げているアーニー・エルス（南ア）が、予選ラウンドからいきなり相対することになった。“デザート・スイング”第2戦は、初日から大きな盛り上がりを見せそうだ。

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