海外女子

藍、3年越しの10勝目なるか？　S.ルイスはアニカらと並ぶ大会3勝目を狙う

2015年5月27日（水）午前10:37

（写真提供:Getty Images）

　米女子ツアーのショップライト LPGAクラシック presented by エイサーが現地時間29日、ニュージャージー州のストックトンシービューホテル＆GCを舞台に開幕。2010年大会覇者の宮里藍は約3年ぶり、ディフェンディング・チャンピオンのステイシー・ルイス（米）はおよそ1年ぶりの優勝を目指す。

　3日間54ホールで競われる今大会。3度優勝のアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）、2013年大会覇者のカリー・ウェブ（豪）など、歴代優勝者にはそうそうたるメンバーが名を連ねるが、2010年には藍が通算16アンダーで優勝。ツアー通算5勝目はアメリカ本土での初Vとなった。

　しかし、近年は成績を落とし、2012年以来勝利から遠ざかっている藍。節目のツアー通算10勝目は約3年越しの願いとなっている。ただ、今季は出場10試合すべてで予選を通過しており、スランプからは脱却したと見ていいだろう。久々の栄冠をニュージャージーで手にすることができるか注目だ。日本勢は藍のほかに宮里美香、上原彩子、野村敏京が参戦する。

　また、ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.3のステイシー・ルイス（米）も出場。ソレンスタム、ベッティ・キング（米）の2人のホール・オブ・フェイマー（世界ゴルフ殿堂入り選手）と並ぶ大会3勝目を狙う。

　ルイスは昨年6月のウォルマートNWア?カンソ?チャンピオンシップ以降、栄冠をつかめずにいる。それでも、今季ここまでの10試合で2位（タイを含む）3回を含むトップ10入り7回と調子が悪いわけではなく、今月5日のメディアデーで「トップ10で終われれば優勝争いは出来ているということなので、いいシーズンと言えます」と述べた。

　しかし「でも勝たなければ素晴らしいシーズンにはなりません」とも語っており、相性の良いトーナメントで今季初Vを手にしようと意欲を見せている。過去の優勝スコアからもバーディラッシュとなる可能性が高い3日間。ルイスはスタートダッシュを決め、およそ1年ぶりのトロフィを獲得することはできるだろうか。

　このほか、クリスティー・カー（米）、ブリタニー・リンシコム（米）の歴代優勝者に加え、ミッシェル・ウィー（米）、ポーラ・クリーマー（米）、モーガン・プレッセル（米）も参戦し大会を盛り上げる。