B.ランガーひやひや完全V! 井戸木は“トリ”に泣く
2014年5月5日(月)午前10:37
ベルンハルト・ランガー(独)がフレッド・カプルス(米)の猛追を振り切り今季2勝目を挙げた。
米チャンピオンズツアーのインスペリティ招待は現地時間4日、テキサス州のザ・ウッドンランズCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。初日から首位を走ったランガーは1アンダー71と今ひとつスコアを伸ばせなかったものの通算11アンダーで優勝。1打差の単独2位にカプルスが入り、両マスターズチャンピオンがワンツーフィニッシュでトーナメントを盛り上げた。
今季これまで一度もトップ10を外していない不動のキング、ランガーの楽勝ムードを一変させたのがカプルスだった。出だしの1番でいきなりイーグルを奪うと、サンデーバック9で4連続バーディを奪って猛烈にランガーにプレッシャーをかける。
すると、ランガーはたまらず16番&18番でボギー。カプルスは最終18番でボギーを叩いたため、“ミスター・チャンピオンズツアー”を土壇場まで追いつめながら逆転はならなかったが、マスターズで上位争いを演じた2人の優勝争いは見応え十分だった。
その他上位陣は、通算9アンダー単独3位にコリン・モンゴメリー(スコットランド)、通算7アンダー単独4位にエステバン・トレド(メキシコ)が入った。
日本勢唯一出場の井戸木鴻樹は3つバーディを奪ったが、ボギー4つ、ダブルボギー2つ、トリプルボギー1つを叩く“らしくない”プレーで8オーバー80の大乱調。通算11オーバーで前日より18ランクダウンの61位タイで終戦した。
ディフェンディング・チャンピオンとして迎えるメジャー、シニアPGA選手権(22?25日/ミシガン州、ザ・ゴルフクラブ at ハーバー・ショアーズ)を2週間後に控え、井戸木の復調が待たれるところだ。