石川、36ホール決戦で全米行きの切符を掴む!「最大の要因はドライバー」
2015年6月9日(火)午後1:15
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石川遼が現地時間18日にワシントン州のチャンバーズ・ベイで開幕する今季メジャー第2戦、全米オープンの出場権を獲得した。8日にオハイオ州コロンバスで行われた地区予選会に出場。通算8アンダー7位タイでフィニッシュし、出場権が付与される上位15枠に入った。
同地で行われたこの予選会には、ビジェイ・シン(フィジー)やスティーブ・ストリッカー(米)ら大物選手も数多くエントリー。2コース、36ホールのストロークプレーで争われ、午前にブルックスサイドG&CCを4バーディ、1ボギーの3アンダー69で回った石川は、午後のザ・レイクスG&CCでさらにスコアを伸ばした。
スタートホールから4ホールパーセーブすると、5、7番でバーディをマークしてノーボギーの2アンダーでハーフターンする。荒天のため一時中断を挟んだが、再開後の11番から値千金の連続バーディを奪取。14番からはバーディ、ボギー、イーグル、ボギーと出入りの激しいゴルフを強いられたものの、5アンダー67でホールアウトして3年ぶりに全米オープンの切符を手中に収めた。「今日のラウンドは楽しかった」と振り返った石川。「最近プレッシャーのかかった場面でいいショットが出せていなかった。最後の数ホールはしびれた。数字的には未知の世界。通るか通らないかギリギリのところだと思っていた。最後パーパットを決めてからキャディから『通りました』と言われて初めて知った」ことを明かした。
予選会を通過できた最大の要因は「ドライバーだと思う。ほかの選手と比べるとドライバーの出来は、自分と比べるとどれほどかはわからないが、自分の中ではかなり良かった。先週の試合で予選落ちした後、いろいろ自分で考えながらやったことがすぐに結果として出た」と振り返った。
3回目の挑戦にして初の突破に「やはりバーディが必要だと分かっていたけれど、焦ってとりにいくものではない。11、12番のバーディは特に自分からガツガツいったわけではなく、最善を尽くして最良のルートで獲れた。終盤、すごくいい位置でやれていたのは、30ホール以上戦ってきた中で体力的にもしっかりできた」と自身の成長を感じたという。
中断のアクシデントにも「いままでは中断を挟むとリズム的に嫌だと思っていたが、海外の戦いに慣れて(スイッチを)オフにして切り替えられた。中断の後のロングアイアンの一打が良かった。自分的にはしっかり切り替えができた」ことが予選会突破につながった。
3年ぶりの全米オープンには「そんな出てなかったか、という感じ。悔しさはあったけれど、それよりもメジャー出場にこだわれるレベルに行けていなかった。最終予選を通ったメンバーを見ると、自分よりも結果を残している選手がたくさんいた。その中で揉まれながら通れたのは、自分が思っている以上に良かった」と手ごたえをつかんでいた。
「絶対に予選通過するという自信がなかったから、残り試合を考えた時に全米オープンを入れてなかった(笑)。やっぱり出られることになって本当にうれしい。本来はここからなので、気持ちを切り替えてやりたいと思う。(コースも)全米オープンにふさわしいと聞いているし、写真も見たが、リンクスで難しそうだなという印象」と語った石川は、松山英樹、藤田寛之、川村昌弘とともに大舞台に挑むこととなる。
なお、同会場では他に、ツアー1勝のボ・バン・ペルト(米)、カミロ・ビジェガス(コロンビア)、今季第3戦ザ・マクグラドレー・クラシックを制したロバート・ストレブ(米)らが、石川とともに予選会を突破。シンやストリッカー、若手期待のジャスティン・トーマス(米)は残念ながら出場権を逃している。
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