“神の子”と呼ばれ、若い頃から注目を浴び続けてきたセルヒオ・ガルシア（スペイン）も、現地時間1月9日に30歳の誕生日を迎える。メジャータイトルにあと少しというところまで行きながら、なかなか勝てないガルシアが迎える正念場だ。

　これまでに世界を股にかけて通算20勝を挙げていながら、パドレイ・ハリントン（アイルランド）に2度、タイガー・ウッズ（米）に1度敗れメジャー2位（タイ）に泣いており、今年こその思いが強い。

　大先輩セベ・バレステロス（スペイン）が闘病中とあって、自他共に認める母国の第一人者となったガルシアにかかる期待と重圧は、年々大きくなる一方。その上、今年はタイガーがスキャンダルでいつ出て来るかわからない状況で、絶好のチャンスとなるはずだ。