片山を冠にツアー外のマッチプレー開催決定!!
2014年4月2日(水)午後1:03
国内ゴルフ界を震撼させる大会が行われる。
ネスレ日本株式会社が国内男子ツアーの永久シード選手でもある片山晋呉を冠に迎え、ツアーとはまったく関係のない大会『片山晋呉インビテーショナル ネスレ日本マッチプレー選手権』を9月に開催することを2日、発表した。
舞台は葛城ゴルフ倶楽部(静岡県)で出場選手は32名。優勝賞金は国内賞金最高額に並ぶ4000万円で、優勝者にはさらにグローバルチャレンジサポートとして1000万円と、欧州ツアー「ハッサンII世トロフィ」の出場権が与えられる。
開催日程は9月12日から14日の3日間。これはフジサンケイクラシック(9月4?7日/山梨県、富士桜カントリー倶楽部)とANAオープンゴルフトーナメント(9月18?21日/北海道、札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース)の間の週にあたり、どのツアー競技ともバッティングしない。国内ツアーが試合数減に悩む折とあってそこに入るのかと思いきや、全く別な形を取ることを決断した。
「国内ツアーがアジアを代表するツアーに成長する可能性があるのなら、その中でやってもいいのですが」(ネスレ高岡浩三社長)「ツアーに入ってしまうとやりたいこと、見せたいことが出来ない」(片山)と、完全に挑戦状を叩きつけた格好だ。
賛否両論が渦巻くビッグイベントの開催発表に、ゴルフ界は改めてその在り方を問われることになりそうだ。奇しくも今週、葛城ゴルフ倶楽部では女子ツアーのヤマハレディースオープン葛城が行われており、10番ホールの後ろにはネスレ日本がスポンサードするインターネット用サテライトスタジオが設置されている。これを見ても同社のゴルフ界に対する興味はひしひしと感じられるだけに、今後さらなる展開があることは間違いなさそうだ。