井戸木鴻樹がメジャー王者として米チャンピオンズツアー開幕戦に挑む。

　現地時間17日から行われる同ツアーの2014年シーズン開幕戦 三菱エレクトリック チャンピオンシップ at フアラライ（ハワイ、フアラライGC）は、過去2年間のツアー競技優勝者と過去5年間の同ツアーメジャー優勝者が出場を許されたエリートトーナメント。さらにベン・クレンショー（米）、ヘイル・アーウィン（米）、トム・カイト（米）、ラリー・ネルソン（米）、ニック・プライス（ジンバブエ）、カーティス・ストレンジ（米）のホール・オブ・フェイマー（世界ゴルフ殿堂入り選手）6人を含むスポンサー推薦8人の選手が加わり、総勢41人がビッグアイランドで激突する。

　昨年5月のシニアPGA選手権で優勝した井戸木は、堂々とここに乗り込んできた。風が強く、癖のあるグリーンのコースは、ショットが曲がらず、パットの安定した井戸木には有利とあって、ツアー2勝目を虎視眈々と狙う。

　そのほかの注目選手は、昨季メジャー2勝を挙げてチャールズ・シュワブカップ年間王者となったケニー・ペリー（米）と、年間王者は逃したものの2年連続5度目の賞金王となったベルンハルト・ランガー（独）の2人だ。シニア入りしたばかりはフレッシュだが、年を重ねるごとにだんだん活躍できなくなるのが当たり前のチャンピオンズツアーにあって、ランガーは今年8月で57歳になるが、まだまだ元気いっぱいだ。一昨年は故障もあったが、それを乗り越えて復活しており、今季もどんなプレーを見せてくれるのか目が離せない。

　また、ディフェンディング・チャンピオンのジョン・クック（米）やロッコ・メディエート（米）、マーク・オメーラ（米）、ジェイ・ハース（米）らも出場。ツアーは華やかに開幕する。