マッテオ・マナセロ（伊）が新しい年に飛躍を誓っている。

　欧州ツアーの2014年はボルボ・ゴルフ・チャンピオンズ（現地時間9?12日／南ア、ダーバンCC）から始まる。出場選手が36人と限られた今大会に意欲を燃やしているのが昨年ここで9位タイとなり、そのままの好調さを維持して自己最高の賞金ランキング11位でシーズンを終えたマナセロだ。

　全長6,689ヤードとツアー屈指の短いコースが舞台となるが、マナセロは「レイアウトがすごく自分に合っていて好きなコース。ティーショットでドライバーを使わないホールが多く、賢いプレーが要求されるけど、フェアウェイを捉えさえすればバーディチャンスも多い」と自信をのぞかせた。

　昨年4月に20歳になったマナセロは、5月のBMW PGA選手権を制して歴史的な大会最年少優勝（20歳37日）を飾った。今年はさらに大きく羽ばたくべくスタートダッシュを狙っている。

　一方、42歳のベテラン、トーマス・ビヨーン（デンマーク）も元気いっぱいだ。「昨年末の6?7試合は絶好調だったから、このままの調子でいきたいね」と不敵な笑みを浮かべた。

　ディフェンディング・チャンピオンのルイス・ウーストハウゼンやチャール・シュワーツェルを始めとする地元南アフリカ勢や、メジャー3勝のパドレイ・ハリントン（アイルランド）、ダレン・クラーク（北アイルランド）、コリン・モンゴメリー（スコットランド）、ホセ・マリア・オラサバル（スペイン）ら実力者たちも揃って参戦し、大会を盛り上げる。