石川、無念の予選落ち P.ミケルソンは滑り込みセーフ
2014年3月29日(土)午前10:58
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前週トップ10入りの石川遼は、好調だったショットが影を潜め無念の予選落ちに終わった。
米男子ツアーのバレロ・テキサス・オープンは現地時間28日、テキサス州のTPCサンアントニオを舞台に濃霧順延となった第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を終了。勝たなければマスターズ(4月10?13日/ジョージア州オーガスタナショナルGC)の出場権に手が届かないとあって気合いが入った石川だったが、第1ラウンド終了時点で79位タイと出遅れると、第2ラウンドもボギーが先行する苦しい展開となった。
2つスコアを落として迎えた後半、折り返し直後の10番でバーディを奪い予選突破が見えてくるところまで浮上した。だが、スコアを伸ばしたい14番パー5で攻めのゴルフが裏目に出る。ティーショットを左のネイティブエリアに打ち込んでダブルボギーを叩くと、緊張の糸が切れたように15番、16番連続ボギーを叩いて万事休す。17番でバーディを奪ったものの、4オーバー76の乱調で通算6オーバー107位タイで予選落ちを喫した。
悲願のマスターズ出場のためにはいよいよ次週のシェル・ヒューストン・オープン(4月3?6日/テキサス州、ゴルフクラブ・オブ・ヒューストン)で勝つしかなくなった。連戦が続き疲労はピークに達しているが、ラストチャンスにかける石川のプレーに注目したい。
上位はこの日5アンダー67をマークしたスティーブ・ボウディッチ(豪)が通算8アンダーで単独トップ。1打差の2位タイにチャド・コリンズ(米)、アンドリュー・ルーペ(米)がつけ、通算5アンダー4位タイにパット・ペレス(米)とキャメロン・ベックマン(米)の2人がつけている。
第1ラウンド134位タイと大きく出遅れていたフィル・ミケルソン(米)は4バーディ、2ボギーの2アンダー70にスコアをまとめ、カットラインぎりぎりの通算3オーバー69位タイで滑り込みセーフ。しかし、アーニー・エルス(南ア)は1打足りない通算4オーバー83位タイで決勝ラウンド進出を逃している。