不倫スキャンダル発覚によるツアー出場自粛後、質問禁止の謝罪会見しか行っていなかったタイガー・ウッズ（米）が現地時間21日、米スポーツ専門チャンネルESPN他のインタビューを受けた。そこで様々な質問に答え厳しい表情で自らを批判、反省の姿を見せた。

　復帰戦となる今季メジャー初戦・マスターズ（4月8?11日、ジョージア州オーガスタナショナルGC）への心の準備については「プレーに戻れることに興奮している。ゴルフがしたかった。試合がしたかった。準備を始めるのが遅く、タビストックカップやベイヒルには間に合わなかった。でもハンク（ヘイニー）と準備を整えている。状態が戻ってきているのを感じる。コースについては熟知しているから、それが助けになるだろう」と前向きなところを見せた。

　また「父・アール氏が生きていたら？」「子供にはなんと説明する？」などの質問にはきちんと答えたが、スキャンダル発覚のきっかけとなった深夜の自動車事故については「スピードを出し過ぎていたわけではないけど何かにぶつかった」と話すのみ。詳細は「警察のレポートにあるし、大半のことは（妻の）エリンと私のプライベート」と多くを語らなかった。さらに、気になるエリン夫人との今後の関係についても「修復中だがプロセスについてはプライベートを保ちたい」と口をつぐんだ。

　戦線復帰に向けて事前にテレビインタビューという形である程度注目を分散させたつもりのタイガーだが、それでもマスターズでは改めて質問を受けないわけには行かない。だが様々な雑音も、自らのプレーで一蹴できれば一番いいのだが…？