ヘンリック・ステンソン（スウェーデン）が、レース・トゥ・ドバイ・ヨーロピアンツアー・ゴルファー・オブ・ザ・イヤー（年間最優秀選手）に選出された。

　同賞は、欧州ツアーを取材している新聞、雑誌の記者やラジオ、テレビのコメンテーターらによる選考委員会によって決定される。ステンソンはマスターズ2週前の米男子ツアー、シェル・ヒューストン・オープン最終日にまくって2位タイに食い込み、滑り込みでオーガスタ行きの切符を獲得。大舞台で18位タイ結果を残した。これに勢いを得て、全米オープン21位タイ、全英オープン2位、全米プロゴルフ選手権3位とメジャーの舞台で実力を見せると同時に、効率よく賞金を稼いだ。

　シーズン終盤には米ツアーのプレーオフシリーズ、ドイツ銀行選手権と最終戦のツアー選手権で白星を挙げ、タイガー・ウッズ（米）を土壇場で逆転。1,000万ドル（約10億円）のビッグボーナスがあるフェデックスカップ年間王者に輝いた。さらに欧州ツアーに戻るとファイナル・シリーズ最終戦のDPワールドツアー選手権 ドバイを6打差で圧勝し賞金王の座も手に入れた。

　年間通しての活躍が認められ、全米オープンで43年ぶりに英国勢に優勝をもたらしたジャスティン・ローズ（英）を退けての受賞となった。来年の活躍が楽しみなステンソン。次の目標がメジャータイトルにあるのは言うまでもない。