国内男子ツアーのダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメントは1日、福島県のグランディ那須白河ゴルフクラブを舞台に第2ラウンドの競技を行ったが、雷雲接近の為14時17分に一時中断。3時間の後17時18分に再開されたものの、日没が近づきサスペンデッドが決まった。

　暫定首位は通算10アンダーでホールアウトした岩田寛、永野竜太郎、Ｔ・クロンパ（タイ）の3人。岩田はこの日8アンダー64の快進撃で前日の23位タイからリーダーボードを急浮上した。しかしその岩田以上に大きく伸ばしたのが宮本勝昌だ。

　初日を終えて92位タイと予選通過すら危ぶまれる位置にいた宮本だが、迎えた大会2日目は前半で5バーディ、後半も4バーディ（ともにノーボギー）を奪って9アンダー「63」をマーク。通算7アンダー暫定8位タイまで順位を上げ、一気に4年ぶりの優勝も見えてきた。

　その他上位陣は、通算9アンダー暫定単独4位に初日トップの手嶋多一、通算8アンダー暫定5位タイにこちらも64と伸ばした矢野東、市原弘大、高山忠洋（14ホール終了）、宮本と並ぶ暫定8位タイに現在賞金ランキングトップの小田孔明、重永亜斗夢、高橋竜彦ら6人が続いている。

　一方、首位と4打差の7位タイから優勝戦線浮上を狙った宮里優作は、スタート直後の2番パー3で8ストロークを費やす大誤算。後半は4バーディ、ノーボギーと持ち直したが、この日は1オーバー73とスコアを落とし、藤本佳則、薗田峻輔、藤田寛之らと並ぶ通算3アンダー暫定33位へと後退した。

　次週全米プロゴルフ選手権（現地時間7?10日／ケンタッキー州バルハラGC）に出場する谷原秀人は、4つスコアを伸ばして池田勇太らとともに通算2アンダー暫定49位タイ。今大会の予選カットラインは通算1アンダーあたりとなる見込みだ。