石川遼が6年連続のマスターズ出場に向け、背水の陣で挑んでいる。

　米男子ツアーのバレロ・テキサス・オープンは現地時間27日、テキサス州のTPCサンアントニオを舞台に開幕する。2週後に行われるマスターズ（4月10?13日／ジョージア州オーガスタナショナルGC）の出場権をまだ持っていない石川にとっては、今大会か次週のシェル・ヒューストン・オープン（4月3?6日／テキサス州レッドストーンGC トーナメントC）で優勝することがオーガスタ行きの切符を手にする条件だ。

　幸い、先週のアーノルド・パーマー招待では2日目にスコアを落としたものの、最後まで粘って8位タイに入っており、調子は悪くない。ツアー参戦2年目の今季は一打の重みを実感しているようで、たとえ調子の悪い日があってもあきらめることなくプレーを続けている。それだけに、ここで一気に初優勝を挙げてオーガスタ行きを決めたいところだ。

　また、マスターズ3勝を誇るフィル・ミケルソン（米）が1992年大会以来の参戦となる。今季3勝のジミー・ウォーカー（米）やジョーダン・スピース（米）は居を構えるテキサスでの大会とあっていつも以上に気合十分。他にアーニー・エルス（南ア）、ザック・ジョンソン（米）、ジム・フューリック（米）のメジャー王者たちも数多く出場し、大会を盛り上げる。