ミゲール・A・ヒメネス（スペイン）が連覇に向けて意欲を燃やしている。

　欧州（2013-2014シーズン）、アジア両ツアー共催の香港オープンは現地時間5日、香港GCを舞台に開幕。昨年大会（2012年シーズン）でツアー通算19勝目を飾り、同時に48歳318日というツアー史上最年長優勝を達成しており、連覇での記録更新を目論んでいる。

　目指すは2005年、2008年、昨年に続く大会4勝目。「欧州ツアーの記録を塗り替えた昨年の優勝を誇りに思っている。今年はもちろん連覇を目標にしている」と不敵に意気込みを語ったヒメネス。「ここは何度もいい思いをしている大好きな場所。香港の町は大好きで、エネルギーをいっぱいもらえるからね」と笑った。

　2013年は、昨年末に右足を骨折した影響で4月にようやく復帰を果たしたが、終盤に盛り返し9月のKLMオープンでプレーオフ負けの2位、ファイナル・シリーズ最終戦 DPワールドツアー選手権 ドバイで8位タイに入るなど5度トップ10入りして昨季の賞金ランキングは22位。49歳になってもまだまだ衰えることを知らない。

　また、2週間前に15歳になったばかりのグアン・ティンラン（中）も出場。昨年のアジアアマチュア選手権を制してマスターズ出場権を手にし、今年史上最年少の14歳でオーガスタナショナルGCに立ち、見事予選を通過してローアマを獲得した少年が、どんな活躍を見せてくれるのか目が離せない。

　その他に、片岡大育、ジョン・デイリー（米）、エドアルド・モリナリ（伊）、ジェイブ・クルーガー（南ア）、ジーブ・ミルカ・シン（インド）、ラファエル・カブレラ-ベロ（スペイン）らが参戦。欧州ツアーは年内残り2週、アジアンツアーは今季残り4試合という大詰めに、手に汗握る戦いが見られそうだ。