（写真提供:Getty Images）

　初日から悪天候に見舞われ、開催に大幅な遅れが出ている米男子ツアーのザ ホンダ クラシックは現地時間1日に順延となっていた第3ラウンドと最終ラウンドの競技を行ったが、全選手がホールアウトできずに日没サスペンデッドに。優勝の行方は月曜日へ持ち越しとなった。

　前日に第3ラウンドをスタート出来なかった石川遼。今年初めて予選を突破した勢いそのままにラウンドしたいところだったが、2日目までフェアウェイキープ率が39.3％と安定感に欠けていたティーショットがこの日も不調。1番、6番、13番の1打目を池に入れ、この3ホールだけでスコアを5つ落としてしまう。4番ではロングパットからバーディを奪うなど見せ場もあったが、第3ラウンドは4バーディ、2ボギー、2ダブルボギーで2オーバー72。通算1オーバーの18位タイと順位を下げた。

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　その後、ペアリングを変えず行われた最終ラウンドに挑んだものの、悪い流れは止められず。6番から3連続ボギーをたたくなど、10ホールを終了して1バーディ、4ボギーの3オーバー。通算4オーバーにスコアを落とし、順位も暫定40位タイに後退したところで、終了を知らせるホーンが鳴り響いた。残り8ホールは翌日の午前8時から再開予定だが、気持ち新たにスコアを取り戻すことができるだろうか。

　暫定トップタイは、イアン・ポルター（英／7ホール終了）とポール・ケイシー（英／9ホール終了）。ポルターは第3ラウンドを4アンダー66とし、3打差の単独首位で最終ラウンドを迎えたが、5番パー3で「集中力を欠いてしまった」と1打目をシャンクさせて池へ。痛恨のミスでダブルボギーとし、続く6番でもボギーを叩いてリードを失ってしまった。

　一方、ケイシーはトップと6打差で迎えた最終ラウンド立ち上がりの4ホールで3つバーディを奪って勢いに乗ると、9番パー4でもスコアを伸ばし、優勝へ向けて好位置に浮上。「とてもいい感触だ。この調子を明日起きた時に続いているといいけどね」と順延を惜しむほどの好調ぶりで「過去を振り返りたくはないけど、今の状態は2009年とか2010年の好調だった時に似ている」と自信を口にした。トップと1打差の暫定単独3位には、パトリック・リード（米／7ホール終了）がつけている。

　また、44歳のフィル・ミケルソン（米／8ホール終了）が、通算4アンダーでブレンダン・スティール（米／8ホール終了）、ラッセル・ノックス（スコットランド／8ホール終了）らと並び、暫定4位タイ。メジャー3勝を誇るパドレイ・ハリントン（アイルランド／7ホール終了）は最終ラウンドでスコアを落とし通算3アンダーで暫定単独9位。第2ラウンドで「64」をマークしたブルックス・ケプカ（米／15ホール終了）は通算3オーバーで、セルヒオ・ガルシア（スペイン／15ホール終了）らと並び暫定34位タイに後退している。

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