今季新たに米女子ツアーのスケジュールに加わった国別対抗戦インターナショナル・クラウンはメリーランド州ケーブスバレーGCを舞台に現地時間25日、2人1組のフォーボールマッチ（良い方のスコアを採用）による予選ラウンド2日目の競技を行った。

　出場する8か国が4チームずつ2つのグループに分かれ総当たりで行われる予選リーグ（勝ち＝2ポイント、引き分け＝1ポイント、負け＝0）2日目、Bグループの日本チームはオーストラリアチームと対戦し宮里美香＆比嘉真美子ペアがカリー・ウェブ＆イ・ミンジの強豪ペアを3アンド2で破り快勝。宮里藍＆横峯さくらの年上ペアが6ダウンの劣勢を跳ね返して引き分けに持ち込み、初日に続き1勝1分けで3ポイントを獲得。通算6ポイントは2位の韓国チーム（4ポイント）、3位タイのオーストラリアチーム＆スウェーデンチーム（3ポイント）を引き離しグループリーグ1位の座をキープした。

　同じBグループで明日日本と激突する韓国チームは、ポイントゲッターのインビー・パーク＆リュウ・ソヨン組がアンナ・ノルドクビスト＆キャロライン・ヘドバルのスウェーデンペアに1ダウンの僅差で敗れる波乱。1勝1敗の2ポイント奪取にとどまった。

　予選Aグループでは初日連敗を喫し最下位発進となったアメリカチームが巻き返し、スペインチームに連勝して4ポイントをゲット。グループ首位の座はタイチーム（5ポイント）に譲ったが、ヤニ・ツェン率いる台湾チームと並び2位タイに浮上し決勝ラウンド進出に望みをつないだ。この日アメリカチームに連敗を喫したスペインチームが3ポイントで現在Aグループ最下位。

　明日は予選ラウンド3日目。各チームが2マッチを戦いポイント上位2チームと、3位同士のプレーオフを勝ち抜いた1チーム、計5チームが最終日のシングルスマッチにコマを進める。9年前には藍が北田瑠衣とのペアでワールドカップ初代チャンピオンに輝いており“初物”は得意中の得意。果たしてチーム・ジャパンは今回も強豪を倒し、初代チャンピオンチームとなることが出来るだろうか…？