前週惜敗を喫したチャール・シュワーツェル（南ア）が、2週連続Vを目論む25歳モルテン・マドセン（デンマーク）の背中をとらえた。

　欧州ツアーの2013-2014シーズン第2戦、アルフレッド・ダンヒル選手権は現地時間29日、南アフリカのレパード・クリークCCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。前週のSAオープン選手権でシュワーツェルを逆転しツアー初優勝を飾ったマドセンが1イーグル、5バーディ、2ボギー、2ダブルボギーの出入りの激しいゴルフで1アンダー71にとどまる中、シュワーツェルはノーボギーの4アンダー68をマーク。通算8アンダーで首位の座を分け合った。

　初日からのトップをかろうじて守ったマドセンは「今の自分は自信にあふれている。勝った翌週は苦しむという話を聞いていたけれど、ショットが安定しているので苦しいとは感じない。波に乗っている状態を週末も楽しみたい」と2週連続Vに意欲を見せる。

　一方のシュワーツェルはコースの難しさを指摘し、「もう少しショットが良くなれば、もっとアグレッシブに攻めていけるんだが…」と好プレーにもすべて納得しているわけではない。頼みの綱であるパッティングは、「このグリーンに対して不安材料はない」というだけに、前週のリベンジを果たすにはもってこいの状況といえそうだ。

　上位陣は首位2人に1打差の3位タイにソレン・ハンセン（デンマーク）とロス・フィッシャー（英）が続き、通算6アンダー5位タイにリチャード・フィンチ（英）、タイロン・ヴァン・アスヴィーゲン（南ア）がつけている。