偉業達成の地で連覇を狙うH.ステンソンが単独首位に!
2014年11月22日(土)午前11:29
欧州ツアーの今季最終戦 DPワールド・ツアー選手権ドバイは現地時間21日、UAEのジュメイラ・ゴルフ・エステーツを舞台に第2ラウンドの競技を終了。ディフェンディング・チャンピオンのヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が、通算10アンダーで単独首位に踊り出た。
1年前に史上初となる欧米同時年間王者を達成した地で、ステンソンが再び輝いた。出だしの1番から連続バーディを奪うと、2アンダーで折り返した後半には4つのバーディを奪取。7バーディ、1ボギーで6アンダー66をマークした。ほぼ完璧なラウンドにも見えたこの日だが、ステンソンは「とても暑いコンディションの中、12番あたりで息切れをしてしまった。精神的にもとても難しい状況で、強く集中しないといけなかった」と、タフな18ホールだったことを明かした。しかし、それを乗り切った上での単独首位は残り2日間に向けて大きな弾みとなるはずだ。
一方で、初日を単独首位で終えていたローリー・マキロイ(北アイルランド)は、後半に叩いた2つのボギーが響き、4バーディ、2ボギーの2アンダー70と伸ばしきれずに一歩後退。通算8アンダーで、ダニー・ウィレット(英)、リッチー・ラムゼイ(スコットランド)と並んで、首位と2打差の2位タイとなっている。それでも今季年間王者は「いい位置につけているし、まだ逆転のチャンスは残っている」と自信を見せており、残り2日間での新旧王者対決に注目が集まる。
上位には、ラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)、ジャスティン・ローズ(英)、クリストファー・ブロウバーグ(スウェーデン)、トービヨン・オルセン(デンマーク)、シェーン・ロウリー(アイルランド)の5人が、通算7アンダーの5位タイにつけている。
レース・トゥ・ドバイ(賞金ランキング)3位のジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)は、同4位のマルセル・シエム(独)、同5位のセルヒオ・ガルシア(スペイン)らと並んで、通算2アンダーの26位タイに。前週のターキッシュ・エアラインズ・オープンでツアー初優勝を果たしたブルックス・コープカ(米)は、通算2オーバー単独54位となっている。