米男子ツアーのシュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープンは現地時間18日、ネバダ州のTPCサマリンを舞台に第3ラウンドの競技を終了。22位タイで出た松山英樹は3アンダー68で回り、通算8アンダーで24位タイにつけた。石川遼は4アンダー67をマークし、通算6アンダーで前日の65位から42位タイまで順位を上げている。

　この日松山は前半で3つのバーディを奪ったが、後半は一転1イーグル、2バーディ、2ボギー、1ダブルボギーと乱れチャージならず。残り155ヤードの第2打を池ポチャ、ダブルボギーとなった最終18番パー4については「バーディだったら良い位置（順位）になるのは分かっていたので（池ポチャして）もったいなかった」と反省した。

　一方、インから出た石川は10番、11番の連続バーディでスタート。18番もバーディとし前半を3アンダーで折り返した。後半はパープレーの後の最終9番でバーディ奪取に成功。5バーディ、1ボギーの67でラウンドし、カットラインぎりぎりでの通過となった前日からポジションを上げた。

　この日はムービングデーらしく爆発的なスコアが続出。それだけに石川も最終日は自らの猛チャージを期待している。「パッティングは完璧なところに打てていたので、8アンダー、9アンダーが出てもおかしくない内容だった。明日はもっとチャンスにつけられると思うし、パー5でイーグルを獲れるようにしたい」と明るく話した。

　単独首位に立ったのはレギュラーツアー未勝利のベン・マーティン（米）。第3ラウンドでは5連続を含む10個のバーディを奪い（ボギーは1つ）、自己最高に並ぶ9アンダー62をマーク。通算17アンダーまでスコアを伸ばし混戦を頭一つ抜け出した。

　その他上位はラッセル・ノックス（スコットランド）が通算15アンダーで単独2位。30位タイでスタートしたジミー・ウォーカー（米）が、マーティンと同じく62と会心のゴルフを披露し、アンドリュー・サボボダ（米）と並ぶ通算13アンダー3位タイまでジャンプアップしている。