宮里優作が最新世界ランキングで57人をゴボウ抜きした。

　国内男子ツアーの東建ホームメイトカップで逆転優勝し、涙の初Vを飾った昨季最終戦、ゴルフ日本シリーズJTカップに続き、“年またぎ”の国内連勝を達成した宮里。これが効いて、米国時間21日発表の最新ランキングで204位から147位に浮上した。元天才アマがようやく飛躍し、世界に存在をアピールしている。

　同大会単独2位の岩田寛が同ランク457位から313位に、単独3位に入った小田孔明も87位から80位へと順位を上げている。

　また、米男子ツアー、RBCヘリテイジ優勝のマット・クーチャー（米）が同ランク6位から5位にジワリと上昇。同大会単独2位のルーク・ドナルド（英）は前週の29位から18位に浮上し、No.1の座を奪還すべく燃えている。

　同大会3位タイの2人も、ジョン・ハー（米）が142位から104位に、ベン・マーティン（米）が156位から110位にランクを上げた。一方、最終日まで粘って18位タイに入った石川遼は同ランク78位から79位に1つ後退。予選落ちした松山英樹は、26位から28位へと順位を落とした。

　欧州、アジア両ツアー共催のメイバンク・マレーシアン・オープンを制したリー・ウェストウッド（英）が36位から30位にランクアップ。2位タイの3人はルイス・ウーストハウゼン（南ア）が38位から37位に、ベルント・ウィースバーガー（オーストリア）が71位から66位に、ニコラス・コルサーツ（ベルギー）が131位から103位へとそれぞれ順位を上げた。トップ10入りは逃したものの、13位タイと健闘した川村昌弘も197位から184位に浮上している。

　1位タイガー・ウッズ（米）、2位アダム・スコット（豪）、3位ヘンリック・ステンソン（スウェーデン）の上位陣に変動はない。