16歳のスーパーアマチュア、リディア・コ（ニュージーランド）が来季から米女子ツアーの正式メンバーとしてプレーすることとなった。

　昨季のCNカナディアン女子オープンで同ツアー史上最年少優勝（15歳4か月2日）を飾り、今季同大会で連覇を達成したコは、1週間前にプロ転向をツイッターで宣言していた。ツアー2勝の実績があるため、本来ならばメンバーとなることに問題はないはずだったが、「18歳以上の者」という規定があるため特例を申請。今回これが認められることがLPGA（米女子プロゴルフ協会）から発表された。

　電話での記者会見に臨んだコは「来年が始まるのが本当に楽しみです。私の夢であり目標でもあったのはLPGAでプレーすることでした。他のツアーについては考えたこともありません。コミッショナーから特例を認める連絡をいただいたときには本当に興奮したし嬉しかった。ツアー会員になるということは、ただ単に良いプレーをすればいいというだけではなく、責任が生じることはわかっています。ツアーも女子ゴルフ界も日に日に大きくなっていきます。私は小さなその一部ですが、しっかりプレーしていきたい」と16歳とは思えないコメントをしてみせた。

　16歳という年齢もあり、学業との両立について問われると「スケジュールはまだ決まっていない」と話したものの、来年は高校の最終学年。「卒業に向けて頑張ります。でも、そんなにたくさん（学校に）行かなくてもいいと思う」ととぼけてみせた。だが、驚いたことに「大学にも行きたいから家族のいるここ（ニュージーランド）を本拠地にすることになると思う」とも宣言しており、プロとしてプレーと学業のどちらもやり遂げるつもりのようだ。