国内女子ツアーの今季公式戦第3戦 日本女子オープンゴルフ選手権競技で2010年の同大会以来となるツアー2勝目を手にした宮里美香が、米国時間7日発表の最新ロレックスランキング（女子世界ランキング）で19位から18位へとジワリと順位を上げた。

　美香は後続に5打差をつけ単独トップでナショナルオープン最終日を迎えたが、自らが前半バタバタして苦しんだ。先にホールアウトした佐伯三貴と通算1オーバーで並んで迎えた最終18番は、1打ビハインドで同じく最終組をプレーする菊地絵理香にとっても絶好のバーディチャンス。これを外せば三つ巴のプレーオフに突入かと誰もが固唾を呑んで見守る中、鮮やかにバーディパットを沈めた美香が自らの手で勝利をつかみとった。

　美香のバーディの前に敗れたが2位タイに入った2人も、佐伯が38位から35位に、菊地が149位から126位へとそれぞれランクアップ。国内ツアー賞金ランキング首位の森田理香子は4位タイに食い込んだものの1ランクダウンの37位、8位タイの横峯さくらは2ランクアップして47位となっている。

　また、米女子ツアーと中国女子ツアーの共催で行われた新規トーナメント、レインウッドLPGAクラシックで地元優勝を飾ったフォン・シャンシャン（中）が1つ順位を上げて8位に浮上。1位インビー・パーク（韓）、2位スーザン・ピーターセン（ノルウェー）、3位ステイシー・ルイス（米）の上位3人に変動はない。

　日本人最高位は宮里藍の14位で前週までと変わらず。その他の主な日本勢は、有村智恵が48位、比嘉真美子が49位、上原彩子が78位、上田桃子が133位となっている。